めっき加工業者一覧
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装飾めっきにおいて一番重要視されるのは見た目です。装飾を目的としている訳ですから、機能性の優先順位は低くなります。自動車の内外装品やアクセサリーなどの高級感が要求される製品に施される場合が多く、金属ならではの光沢が高級感を演出し、ユーザーの目を惹きます。
見た目の良さだけではなく、耐食性を付与させたい場合もあるでしょう。そのようなケースでは、装飾性プラス耐食性の効果を持つめっきが活用可能です。
金属の錆びを抑制する性質を持つめっきです。鉄を用いた製品が空気と触れあう環境に置いてあると、徐々に錆びてしまいます。すると、製品の見た目を損なうばかりか耐久性も落ちかねません。これは製品価値の低下や機器の故障、事故に繋がる危険性があります。このような状態を避けるために防錆めっきは必要です。
また、特殊な液体にめっきを含浸させ防錆性と装飾性を持っためっき加工を行う処理方法もありますが、メインが防錆なので、やはり装飾めっきよりも見た目は劣ります。
工業用途で使われることが多いめっきです。電気的特性・機械的特性・物理的特性・化学的特性・光的特性・熱的特性といった、部品や素材そのものにはない特性を付与できます。
スイッチやコネクター、携帯電話、パソコンなどの伝導性や電磁波シールド特性を要求される用途に使われます。電気伝導性においては、皮膜の硬度が非常に重要です。
工業分野で大きな役割を担う特性です。精密機械の部品やシリンダー・ロールなどに活用。めっき皮膜の硬度や、潤滑性、寸法精度などが求められます。
はんだによる接合性やなじみ性、濡れ性を表すはんだ付け性は、はんだ付けをしなくてはいけない電子部品や半導体部品の分野で不可欠です。はんだ付け性の他にも、ボンデング性や多孔性、非粘着性など、内燃機関や金型に要求される特性があります。
抗菌めっきをはじめとする、耐薬品性や汚染防止性などを備えた特性です。化学機器に用いられたり、自動車のドアノブや取っ手などに利用されたりするため、比較的身近な機能めっきと言えるでしょう。
こちらも日常生活に密接な関係を持つ機能めっきです。自動車の内外装品に使用される反射防止性や、ミラー類に使われる光反射性などがあります。
耐熱性や熱伝導性といった、熱に関わる性質を付与できます。高温下で稼働するエンジン部品や、鍋・フライパンなど熱伝導に関わる製品に使われることが多いです。