めっき加工業者一覧
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電化皮膜工業の硬質クロムめっきは、硬度Hv=1100以上に仕上がるよう処理されているのが特徴です。Cr-C4処理(硬質炭化クロム4%)することで、通常の硬質クロムめっきよりも高硬度の加工を可能としています。この高硬度の硬質クロムめっきが標準処理となっています。
また、離型性、耐磨耗性に優れたCr-F処理を施した硬質クロムめっきも行っています。Cr-F処理とは、Cr-C4処理をベースとした電気めっき処理で、フッ素樹脂(摩擦係数0.04)を電気的エネルギーによって処理したものです。
電化皮膜工業では、黒色のクロムめっきにも対応しています。色調は光沢のある黒色から艶消しの黒色まで選択可能です。
析出被膜は、金属クロムとクロム酸化物、その他、有機物で構成されています。表面形状は、均一なマイククラック(ビロード状)高い耐食性を持っているのが特徴です。ビロード状の表面形状であるため、塗装やコーティングの下地としても優れた性能を発揮します。
また膜厚は2~3μmと薄く、密着性・耐熱性に優れ光を反射しないので光学機器部品や、光を反射しない性能を付与したい光学系半導体部品などに適しています。RoHS対応した残留6価クロム除去も行っており、環境面にも配慮しています。
電化皮膜工業では、新しい素材や形状の金型についての試作は熟練のめっき職人が対応してくれます。
これまでの経験をもとに、通電量や時間、治具の形などを決定し、処理を開始。さまざまな要素を組み合わせて試行錯誤を繰り返し、高品質に仕上げます。良品に仕上がったらその条件をデータ化して、標準の工程に落とし込み、他の担当者でも処理できるようにします。
金型に使われている樹脂は性能が日々進化していますが、電化皮膜工業ではめっき職人による豊富なノウハウを活かすことでその進化に対応しています。
研究部門はあるか? | × |
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試作対応は可能か? | 〇 |
研磨は一貫対応できるか? | 〇 |
電化皮膜工業の主な対応業界は半導体製造、電子・電気、金属精密加工、航空宇宙などです。半導体製造装置部品、精密機械部品、電子部品、金型等にめっき加工の実績があります。
航空宇宙分野では、航空宇宙部品製造企業連合「AMATERAS」に表面処理企業として参加しています。(「AMATERAS」は、東京都の航空機参入支援事業により発足した9社によるコンソーシアムです。)
会社名 | 電化皮膜工業株式会社 |
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所在地 | 東京都大田区矢口3-5-10 |
電話番号 | 03-3758-3321 |
所属組合 | 東京都鍍金工業組合 |
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