めっき加工業者一覧
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九州電化では、大型製品への銅めっき、金めっき、亜鉛めっきが可能です。銅めっきでは重さ1t、長さ2mを超える大型医療機器(重粒子がん治療装置)への加工実績があります(2021年7月調査時点)。
この銅めっきは、数百μの厚付けを内面に均一に施したものです。金めっきでは、長さが3.2mの有効寸法をもつ処理槽を備えており、クルーズトレイン「ななつ星in九州」の内装品や「JRKYUSHU SWEET TRAIN/『或る列車』」等列車の内外装品への対応実績(※)があります(2021年7月調査時点)。亜鉛めっきでは、重さ1.5t、長さ6mまでの加工ラインを備え、建築材料などの大型製品に対応しています。
九州電化の技術開発部・部長の中野寛文氏は、平成24年度にめっき業界では初めて「現代の名工」として表彰されています。(※)
中野氏は、電気・電子機器や半導体製造機器部品への電気めっき加工に長年従事しており、数mm単位の精密な調整が要求されるめっき加工や、数百万個にもおよぶ微細なめっき加工において、不良品を発生させない優れた加工技術と品質管理経験を有している点が高く評価されたことによるものです。
また、経験と技術を伝えていくため、各個人に合わせた訓練計画を立案し、きめ細かな指導を行うなど後進の育成にも力を入れており、業界の発展に寄与していることが評価されたことも一因です。
九州電化では次世代を見据えた独自のめっき新技術の開発にも力を入れています。開発案件を一部紹介すると、「反射率ゼロの黒クロムめっき」「重粒子線がん治療を行う医療機器への銅めっき」などがあげられます。
反射率ゼロの黒クロムめっきでは、自社開発した黒クロムめっきにより反射率ゼロの部材を達成し、検査機器などに採用されています。光学機器では乱反射光や不要入射光によるフレアやゴーズとの発生を防ぐため、反射率ゼロの部材が求められます。従来の梨地処理の黒アルマイト品では反射率ゼロは達成できていませんでしたが、九州電化の黒クロムめっきでは反射率ゼロを達成しています。
また、「重粒子線がん治療を行う医療機器への銅めっき」では、重粒子放射線治療で用いられる医療機器内の加速器内面に均一な膜厚の銅めっきを施すことに成功。国内に5箇所存在する重粒子がん治療施設において採用されています。
研究部門はあるか? | 〇 |
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試作対応は可能か? | 〇 |
研磨は一貫対応できるか? | 〇 |
九州電化の主な対応業界は、半導体、電気・電子、医療、通信、自動車などです。具体的には、プリント配線基板へのスルホール銅めっき、重粒子線がん治療装置への銅めっき、建築材料のアングル・フラットバー・食品装置の部品・半導体装置の大型ベース・特殊トラック部品への亜鉛めっきがあげられます。
他に、装飾用の金めっきや真鍮めっき、銅めっきにも対応しています。装飾用の金めっきでは、一流ブランドのショーウィンドー内装品や、豪華客船や豪華列車への内装品への対応実績があります。
会社名 | 株式会社九州電化 |
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所在地 | 福岡県福岡市東区社領3-4-8 |
電話番号 | 092-611-3461 |
所属組合 | 九州めっき工業組合 |
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