めっき加工業者一覧
公開日: |更新日:
豊橋鍍金工業では、硬質・超硬質の銀めっきに対応しています。銀めっきの被膜は、柔らかいのが特徴ですが、被膜の硬度をあげることで、高い挿抜耐久性を実現。高い挿抜耐久性をもっているので、挿抜を頻繁に繰り返す大電流用のコネクタに向いています。
また、高い電流密度をもっており、硬くて割れにくい性質があるのでカシメをおこなう厚付け部品にも対応しています。合金元素にアンチモン(Sb)を含む合金めっきで、色調は白色光沢です。硬質めっきは金めっきにも対応しています。
また、さらに高硬度と低電気抵抗率を両立させたナノクリスタル金めっき、銀めっき技術の開発にも成功しています。
豊橋鍍金工業では、高品質なめっき加工品をできるだけ短納期で納入するため「自動めっき条件PCシステム」を導入しています。豊橋鍍金工業での量産めっき自動ラインは少量多品種に対応するため、膜厚や異なるめっき種を加工ロット毎に条件を変更し、連続してランダムに投入できるようにしています。
しかし、自動機へ投入するたびに入力条件を変更しなくてはならないので、入力ミスが発生するという問題がありました。そこで、作用者によらず、めっき条件の設定を間違えることなく作業できるように、パソコンを使った「自動めっき条件設定システム」を自社開発し、現在では量産対応の全ての自動機に採用しています。
豊橋鍍金工業では、めっき膜の状態を評価する各種試験装置を完備しています。めっき膜の表面形状の観察や膜厚の測定、特性の評価をおこなうEDS付の走査型電子顕微鏡(SEM)やレーザー顕微鏡を始めとする13種の設備を備えています。
また、めっき膜の耐久性評価や試作に必要な塩水噴霧試験機、ガス試験機(硫化水素ガス試験等三種混合ガス試験まで可能)、加熱冷却恒温槽、小型バレルめっき装置など18の試験・試作のための設備も整えています。めっき膜に対する評価をさまざまな角度からできるので、めっき膜に関する多様な相談や試作依頼が可能です。
研究部門はあるか? | 〇 |
---|---|
試作対応は可能か? | 〇 |
研磨は一貫対応できるか? | 〇 |
豊橋鍍金工業の主な対応業界は、自動車関連が全体の8割を占めています。その他、家電やコネクタのメーカーが主な対応業界になります。具体的な用途は、車載用の電気接点部品(バッテリー端子、コネクタピン、その他接点部品)が主で、近年は大電流用接点部品に使用される銀めっきに注力して開発してきた結果、自動車の電動化によるPHV、EV向け充電端子への銀めっきの受注が増加傾向にあります。
会社名 | 豊橋鍍金工業株式会社 |
---|---|
所在地 | 愛知県豊橋市菰口町3-17 |
電話番号 | 0532-31-6217 |
所属組合 | 愛知県鍍金工業組合 |
関連ページ
試作から対応可能な全国のめっき加工業者リスト