めっき加工業者一覧
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塚田理研工業はプラスチックとプリント配線板への表面処理加工会社で、プラスチックへの加工では金型作成から射出成型、めっき加工、印刷・塗装、組み立てまで一貫対応してくれます。装飾めっきでは、合計14色の金属めっき、4種類の質感(光沢)から仕上がりを選択可能です。
また、めっきできるプラスチック素材の種類が豊富で、ABS樹脂などの汎用プラスチックから、ポリカーボネートなどのエンジニアリングプラスチック、PES (ポリエーテルサルフォン)などのスーパーエンジニアリングプラスチック、ポリウレタンなどの特殊プラスチックにも対応しています。
開発案件では、ナイロン材やPEI(ウルテム)へのめっき技術の開発を行っています。
塚田理研工業はプリント配線板へのめっきを得意としています。
対応しているめっき種は数多く、無電解ニッケル-パラジウム-金めっき、電解ニッケル-金めっき(軟質)、電解ニッケル-銀めっき、無電解ニッケル-金めっき、電解ニッケル-金めっき(硬質)、無電解すずめっきの6種類、さらにこれらの組み合わせで15種類のめっきに対応しています。
付与したい性能や製品仕様に合わせて選択可能です。さらに、研磨やプラズマ処理など基板の表面処理から対応しており、量産前のテストも行ってくれます。
塚田理研工業では先進の素材に対するめっき技術の開発を積極的に行っており、マグネシウム合金へのめっきと、カーボンナノチューブへのめっき技術の開発に成功しています。
マグネシウムは軽量でリサイクル性が高く、環境負荷が小さい素材で近年注目されていますが、加工性や耐食性の悪さからアルミニウムなどと比較すると用途が限定されてしまいます。また加工技術の向上によりマグネシウム合金の精密加工も可能ですが、表面処理は塗装によるものがほとんどで、めっきによる金属感を得ることは難しい素材とされていました。
塚田理研工業では、このマグネシウム合金に実用可能な耐食性と装飾性を付与しためっき技術の開発に成功。さらに信州大学工学部の遠藤守信教授、新井進助教授との連携で「無電解めっき法によるニッケルコーティングナノカーボンの製造技術」の共同開発にも成功しています。(※)
※参照元:塚田理研工業 公式(https://www.tukada-riken.co.jp/special/index.html)
研究部門はあるか? | 〇 |
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試作対応は可能か? | 〇 |
研磨は一貫対応できるか? | 〇(プリント基板向け) |
塚田理研工業が対応している主な業界は、自動車、住宅機器、電気・電子、精密機器、基板製造関連、遊戯機器製造関連などです。
基板そのものの製造や電気・電子機器、精密機器などに使用されるプリント配線板へのめっきと、遊戯機器・住宅機器などに使用される部品やパーツへ装飾を目的としためっきの大きく分けて2つの用途でのめっき加工に対応しています。
プリント配線板は、金属種の組み合わせで15種類のめっきが可能です。また、装飾目的のめっきは、合計14色の金属めっきの量産が可能で、部分めっきや2色めっきにも対応しており、多くの業界・用途で採用されています。
会社名 | 塚田理研工業株式会社 |
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所在地 | 【本社】長野県駒ヶ根市赤穂16397-5 |
電話番号 | 0265-82-3256 |
所属組合 | 長野県鍍金工業組合 |
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