めっき加工業者一覧
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めっき加工の発注にあたり、事前に知っておくべきことや注意点についてまとめました。高品質かつコストパフォーマンスに優れためっき加工を行うためには、適切な発注体制を整えることが大切です。基本となる情報をしっかりと学び、十分に検討してから発注作業を行いましょう。
めっき加工の目的をしっかりと定めます。機能面よりも装飾をメインに施したいのか、それとも防錆性を加えて製品の劣化を予防したいのか、幅広い機能特性のなかから用途に合ったものを選んで特別な機能を付与したいのかなど、多様な目的があります。
何を目的としためっきか、どのような製品にめっき加工したいのかを十分に検討しましょう。
幅広く利用されているめっきの中からニーズに合ったものを選択しましょう。
代表的なめっきである、クロムめっき・硬質クロムめっき・ニッケルめっき・無電解ニッケルめっき・亜鉛めっき・金めっき・銀めっきなど、数多くのめっきが流通しています。それぞれに特徴があり利用する場面も異なるため、効果的な特性の付与を目指すなら慎重に選定しなくてはいけません。
数量・納期を間違えると、無駄なコストや時間が生じたり、逆に必要な個数が手に入らず業務に支障が生じたりします。そうならないためにも、いつまでの納期なのか、ロット数や個数、kg数はいくらなのかをしっかりと把握し、めっき加工業者に伝えることが大切です。
めっき膜厚とは、めっき皮膜の厚さのこと。膜厚や仕上げ寸法について、バラツキの許容範囲、測定箇所などをきめ細かく指定することでより理想に近いめっき加工が実現可能です。また、めっきの種類によって成形できる皮膜の厚さが異なるので注意してください。
バフ研磨やヘアライン仕上げ、ビーズショット処理などの特殊な仕上げや光沢・半光沢、つや消しなど、様々な仕上げ状態があります。
金属やプラスチックなどの材質についての考慮が必要です。材質によってはめっきに悪影響を及ぼす成分を有している可能性があります。また焼き入れ品のめっき加工は、めっきがキレイに癒着しないことも。スムーズなめっき加工のために、機械加工に使用した油の種類や加工欠陥の有無についても調査すべきです。
治具に取り付けることを考慮し、形状に関して問題がないかをチェックしましょう。また、エアーや液抜きの穴の有無。Rのついた角部・凹部になっているか。構造上、液がしみこむようになっているかなども確認が必要です。