めっき加工業者一覧
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吉野電化工業では、2色成形品や特殊素材、難素材へのめっき加工が可能です。2色成形品へのめっきでは特定部位だけに金めっきやニッケルめっき、銅めっきを施すことで機能性を付与しつつ軽量化を実現し、コストを下げられます。また、ガラスやセラミックス、カーボンファイバー、シリコンウェハ・化合物半導体などの難素材へのめっきにも対応。
さらに、無電解ニッケルめっき被膜中にナノダイヤモンドやSiCの微粒子を分散させた複合めっき加工を行い、優れた耐摩耗性や硬度を付与するといったことも可能で、ニーズや製品仕様に合わせて分散成分や合金組成を調整してもらえます。付与したい機能をもとに素材に合っためっき種やめっき膜厚の相談もできます。
自社でのめっきに用いる治具だけでなく、他社の治具の製造・設計も請け負っている吉野電化工業。めっき専門メーカーとしてのノウハウをいかし、めっき種やめっき槽、めっき対象物の形状などを考慮して適切な治具を提案してくれます。
さらに、治具の長寿命化に有効な2層ゾルコーティングやテフロンコーティングにも対応。めっき工程に合わせたコーティングの提案も行っています。また、内径アノードやマスク一体型、大型のワーク搬送器具なども作製できます。
吉野電化工業ではめっきに関して独自のテーマによる研究開発を行っています。例をあげると、硬質クロムめっきの代替技術として、高耐食性を有するNi系3元合金めっき膜にSiC粒子を複合させためっきの研究開発があげられます。このめっきは、HV1200の表面硬度を得ることに成功しています(※)。
硬質クロムめっきは高硬度で耐食性や耐摩耗性などに優れていますが、めっき液中の六価クロムの有害性が指摘され、欧州を中心に近年規制が厳しくなっています。高耐食性を有するNi系3元合金めっき膜にSiC粒子を複合させためっきはこれに代わるめっきとして期待されているのです。
また、コストや環境負荷を低減し、特定部位へのピンポイントでのめっきや、めっき液の取り扱いやすくすることが可能な、ゲルめっき技術の開発も行っています。ゲル状めっき液は液体と固体の性質を合わせ持ち、ゲルという固体状態でありながら高いイオン伝導性を持たせることにより、液体同等なめっき付回り性や均一電着性を実現しています。
研究部門はあるか? | 〇 |
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試作対応は可能か? | 〇 |
研磨は一貫対応できるか? | 〇 |
吉野電化工業の対応業界は以下のようになっています。
吉野電化工業では、自動車部品や各種農業機械、建設機械の部品、建築部材など主に工業用途で向けの機能めっきと、水洗金具・家電などの機能性と装飾性の両方の機能得るためのめっき、アミューズメント業界向けの装飾用途でのめっきに対応しています。
多くの業界で量産品から次世代製品向けの試作品までめっき加工が可能です。
会社名 | 吉野電化工業株式会社 |
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所在地 | 埼玉県越谷市越ヶ谷5丁目1番19号 |
電話番号 | 048-951-1111 |
所属組合 | 埼玉県鍍金工業組合 |
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