めっき加工業者一覧
当サイトはめっき加工の中でも、金属の性質を付与し、産業用部品としての用途を拡げるめっき加工技術(機能めっき)に着目し、
それぞれの金属の特性や業者などをまとめ、自社の求める会社を選びやすくまとめたサイトです。
機能めっき加工業者を探している人はぜひ参考にしてください。
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「めっき加工」とは、金属やガラス、プラスチックなどの表面を金属の薄い皮膜でコーティングし、強度や耐久性を高める加工方法のことを指します。
日本における近代的な電解メッキ工場は、1887年に大阪の宮川電鍍工場から始まっており、そこから全国に広まっていった、という歴史があります。現在は亜鉛や金、銀、銅などさまざまな金属を使っためっき加工が存在しますが、当初はニッケルによるめっき加工から始まりました。その後、第2次世界大戦後にアメリカで無電解ニッケルめっきが発明されたことにより、めっき工業が大きく発展しています。
その後ABS樹脂にもめっき加工を行うことが可能となり、現在では自動車部品や家電製品など非常に幅広い分野で活用されています。
めっき加工の中で「電気めっき」とは電気分解を使用した加工方法です。めっきしたい金属を電気分解により分解して、被めっき金属の表面に析出させます。
この方法は、めっき加工の中ではコストが低いこと、さまざまな金属の加工に使用できることから広く活用されている方法です。また、この方法で均一なめっきや複雑な形状に対してめっき加工を行うためには、ノウハウや経験が必要になるという点も特徴のひとつです。
電気を使わずに薬品による化学反応を用いてめっき加工を行う方法を「無電解めっき」と呼びます。
プラスチックやセラミックなど、導電性を持っていない物質に対してもめっき加工ができることや、均一にめっきすることができるため複雑な形状にも対応できる、という点がメリットとして挙げられる方法です。
ただし、コストがかかってしまう、いったんめっきの皮膜ができるとそれ以上反応が進まない場合もあり、膜の厚みに限度があるといったデメリットもあります。
電導性を要求される基盤部品や接点、スイッチなどの部品に使用されるめっき。
銀や銅、金、錫、ロジウムなどが主に活用されます。
磁気記録媒体に使用される部品には、磁気特性が要求されます。
コバルト-りん、ニッケル-コバルト、ニッケル-コバルト-りんなどが主に活用されます。
接触部の電気抵抗が小さい特性となり、スイッチ、コネクターなどの部品に使用されます。
金、ロジウム、ルテニウムが主に活用されます。
電子回路に使用する抵抗体の一つとして、めっきの厚さで抵抗値をコントロールします。
ニッケル-りん-ボロンなどが主に活用されます。
パソコン筐体や携帯電話などの電磁波障害を吸収または遮蔽するために、使用されます。
無電解銅、無電解ニッケルなどが主に活用されます。
その名の通りめっき皮膜をすることで、硬度を高める手法です。
工業用クロム、無電解ニッケル、分散ニッケル、ロジウムなどが主に活用されます。
潤滑性の中には、低摩擦係数・保油性・なじみ性などがあり、それぞれに応じて使用されるめっき液は変わります。
工業用クロム、銀、インジウム、錫、鉛、分散めっきなどが主に活用されます。
精密機械部品、精密金型、シャフト、ベアリングなど均一な膜厚のめっきをつける必要がある際に使用されます。
主に無電解ニッケルが活用されます。
寸法補正や修理を目的とし、更に耐磨耗性・耐食性・硬度・切削加工性などが同時に要求される場合に用いられるめっきです。
主に工業用クロム、銅、ニッケル、鉄などが活用されます。
金型の表面処理として、型から外れやすくするためのめっき加工です。
工業用クロム、分散ニッケルなどが主に活用されます。
すべり性とも呼ばれ、ローラーやガイドなどに使用されます。表面の凹凸をなくし、摩擦係数の低減を図るめっき加工で、主に工業用クロム、分散ニッケルなどが活用されます。
二つの金属表面に対するハンダなどの接合性のよさで、ハンダとの馴染み易さ、ハンダの濡れ性の表し、はんだ付けを必要とするものに欠かせない性質。
錫、錫-鉛合金、銀、銅、ニッケル、無電解ニッケル、カドミウムなどが主に活用されます。
半導体素子の電極と、リードフレームのリードとの接続性の良さをボンデング性と言い、皮膜の柔らかさ、加熱密着性、表面の清浄さなどが求められます。
金、銀、銅、無電解ニッケルなどが主に活用されます。
表面に多数の微細穴のあることで、この穴に潤滑油などを保持できる性質です。
工業用クロムなどが主に活用されます。
ものが付着しない性質で、同時に低摩擦係数とすべり性とも関係があります。金型などに使用されなす。
分散ニッケル、工業用クロムなどが主に活用されます。
金属と有機高分子材料の接着力を向上させる性質のことで、金属に対する塗装、ライニング、複合材料形成などで求められる性質です。
黄銅、銅、亜鉛クロメート、分散めっきなどが主に活用されます。
化学薬品に対して耐食性をもつ特性です。化学工業で用いられる機器にこの特性が要求されます。
鉛、白金、無電解ニッケル、錫、工業用クロムなどが主に活用されます。
化学反応槽などの接液面にスケールなどが付着するのを防ぐ特性のことです。家電製品の取っ手などにも活用されています。
無電解ニッケル、クロムなどが主に活用されます。
その名の通り、金属の表面では細菌の繁殖が遅くなったり死滅することから活用される特性です。
銅、銀、コバルトなどが主に活用されます。
鮮明な印刷を上で欠かすことのできない特性です。印刷用のシリンダーやローラーには必ずこの特性が要求されます。
工業用クロムなどが主に活用されます。
光の反射を防止し、まぶしさを防ぐ(防眩性)特性で、精密工学機器などに使用されるめっき加工。
黒色クロム、黒色ニッケル、黒色クロメートなどが主に活用されます。
ある波長の光はよく吸収するが、他の波長の光は放射し難い性質で、ソーラーコレクタの表面などに使われます。
黒色クロム、黒色ニッケルなどが主に活用されます。
光をよく反射する性質のことで、反射鏡として有用です。
光沢ニッケル-クロム、金などが主に活用されます。
太陽光による紫外線によって劣化を起し易い、プラスチックやゴム・塗装面などを、紫外線から保護する性質です。
各種プラスチックへのめっきが主に活用されます。
高温下でも皮膜物性が低下しない性質のことで、エンジン部品などに使用するめっき加工。
無電解ニッケル、工業用クロム、スルファミンニッケル、銀-ニッケル-タングステンなどが主に活用されます。
熱を効率よく吸収する性質のことで、光吸収と同様に黒色皮膜がよく用いられます。
黒色クロム、黒色クロメートなどが主に活用されます。
吸収した熱を放射する性質のことで、放熱器として重要です。
黒色クロム、黒色クロメート、黒ニッケル、黒アルマイトなどが主に活用されます。
熱を伝え易い性質のことです。 銅が主に活用されます。
波長2.5マイクロメートル以上の赤外線を反射する性質のことで、表面が鏡面であり、白色金属光沢であるほど熱反射は良好といわれています。
光沢ニッケル-クロムなどが主に活用されます。
※選定基準
全鍍連に登録されているめっき加工業者の中でHPがある616業者の中から
・研磨から鍍金まで対応可能
・自社内に研究部門を有している
・試作などの小ロットに対応する
上記に該当する26社を厳選しました。
大森クローム工業は、工業用硬質クロムめっきの専門加工業者として70年余りの歴史ある会社です。主にプラスチック用の金型・ダイス、金属プレス用の金型、一般気化器部品などに対応しています。
さまざまなサイズや形状の製品への工業用硬質クロムめっきに対応している大森クローム工業。30tまで吊るすことができるめっき設備を有しており大型や高重量の製品に対応できる他、小型の金型や精密機器部品へのめっき加工が可能です。
ケディカでは、社内での表面処理技術の研究開発部署を設けている他、顧客の要望に合わせた表面処理技術での試作支援や開発支援も積極的に取り組んでいます。
試作段階から量産化を視野に入れた表面処理技術の開発も行っており、めっきや表面処理に関するさまざまな相談が可能です。
ケディカでは、独自の表面処理技術の開発に力を入れています。より高い性能を付与するめっきプロセスの開発や、通常では難しい素材に対してのめっき、素材に付与される機能性は損なわず、環境に配慮したプロセスの開発などを積極的に行っています。
スズキハイテックの無電解ニッケルめっきは、製品仕様に応じて高リン、中リン、低リンの3タイプから選択できるのが特徴。電池部品向けやEV車の冷却器向けなどにも対応しており、車載用途での厳しい品質基準をクリアしています。
スズキハイテックでは炭素繊維強化プラスチック部品へのめっきに対応しています。具体的にはCFRP(熱硬化性樹脂)、CFRTP(熱可塑性樹脂)、カーボン3Dプリンター造形品へのめっきです。CFRP(熱硬化性樹脂)はエポキシ樹脂とカーボンでできており軽量で高剛性なのが特徴です。
吉野電化工業では、2色成形品や特殊素材、難素材へのめっき加工が可能です。2色成形品へのめっきでは特定部位だけに金めっきやニッケルめっき、銅めっきを施すことで機能性を付与しつつ軽量化を実現し、コストを下げられます。また、ガラスやセラミックス、カーボンファイバー、シリコンウェハ・化合物半導体などの難素材へのめっきにも対応。
吉野電化工業ではめっきに関して独自のテーマによる研究開発を行っています。硬質クロムめっきの代替技術として、高耐食性を有するNi系3元合金めっき膜にSiC粒子を複合させためっきの研究開発など、コストや環境負荷を低減できる技術開発を積極的に行い、自社の技術力向上に努めています。
朝日鍍金工場は60年以上の歴史がある亜鉛めっきの専門加工会社です。長年亜鉛めっきを専門にしてきたノウハウを活かし、パイプの内側への亜鉛めっきや、より防錆効果の高い溶融亜鉛めっきにも対応しています。
亜鉛めっき加工を専門に行っている朝日鍍金工場では、亜鉛めっきへのさまざまなクロメート処理ができます。亜鉛めっきは安価なので低コストでできるのがメリットですが、亜鉛めっきをしただけでは比較的変色、腐食しやすいのがデメリットですが、この欠点を補うため、6価クロムや3価クロムを主成分としたクロメート処理液に浸漬し、亜鉛めっき膜上にクロメート皮膜を形成するクロメート処理を行っています。
金属被膜研究所は、無電化ニッケルめっきの専門加工会社でさまざまなタイプの無電解ニッケルめっきが可能です。通常の無電解ニッケルめっきの他、「黒色無電解ニッケルめっき」「フッ素樹脂含有無電解ニッケルめっき」「ノンピンホール無電解ニッケルめっき」に対応できます。
金属被膜研究所は少量多品種・小ロットのめっき加工を得意としており、高品質・短納期・高機能付与のサービスをモットーとしています。多品種少ロットでも一日に処理する製品の種類は200以上。自動ラインでの対応が難しい小ロット品や特殊品は、専門のめっきエンジニアが対応してくれます。
多様なニッケルめっき加工が可能な黒坂鍍金工業所。無電解ニッケルめっき・電解ニッケルめっきの他、複合めっきでは、ニッケル-リンめっき、ニッケルボロンめっき、テフロン複合無電解ニッケルめっきに対応しています。
黒坂鍍金工業所では、少量多品種・短納期の加工も受け付けており、ネジやナット、金具類などの小さな部品でも依頼可能。また、単発の製品にも対応してもらえるので、試作品や特殊用途での機械部品など発注頻度や数量が少ない製品についても依頼可能です。短納期にも対応しており、急に大量の製品について加工処理が必要になった場合も安心して相談できます。
常木鍍金工業では、営業品だけでも単一めっきと複合めっきを合わせて20のめっき種に対応しています。多彩なめっき種に対応しているので、自社の製品仕様に適切なめっき種を選んだり、仕上がりのめっき膜厚や表面形状、外観を相談したりできます。
常木鍍金工業は多品種小ロットの精密部品めっきを得意としています。安定した動作と高性能が要求される精密機器部品において、ピンポイントで必要な箇所に製品仕様を満たすめっき加工を施してきました。
電化皮膜工業の硬質クロムめっきは、硬度Hv=1100以上に仕上がるよう処理されているのが特徴です。Cr-C4処理(硬質炭化クロム4%)することで、通常の硬質クロムめっきよりも高硬度の加工を可能としています。電化被膜工業では、この高硬度の硬質クロムめっきが標準処理となっています。
電化皮膜工業では、新しい素材や形状の金型についての試作は熟練のめっき職人が対応してくれます。これまでの経験をもとに、通電量や時間、治具の形などを決定し、処理を開始。さまざまな要素を組み合わせて試行錯誤を繰り返し、高品質に仕上げます。良品に仕上がったらその条件をデータ化して、標準の工程に落とし込み、他の担当者でも処理できるようにします。
ヒキフネでは材料選定や加工のノウハウも持っているため、素材調達から加工設計、素材製造、研磨、めっき加工、単品検査まで一貫して発注することが可能です。
ヒキフネでは対応できる複合めっきの種類が豊富で、単一のめっき種では解決することが難しい技術的課題にも対応。付与したい機能や技術的課題に合わせ、めっき種を選択できます。
平和工業では環境への配慮、生産性の向上、設備費用の低減を目的としてダイレクトめっき工法を導入しています。 ダイレクトめっきは、下地の無電解めっきにかえて導電化工程を取り入れることで、水処理を容易にし廃液が少なくて済む環境に優しい工法です。また、アンモニアやホルマリンを使用しないので作業環境にも優しいのが特徴です。
平和工業では本社工場、糀谷工場の2カ所で生産を行っています。両工場ともに徹底した節水と排水分別・系統別無害化を実施しており、全自動めっきラインを導入して作業環境にも配慮しています。全自動めっきラインを導入することで、安定した品質と納期管理を可能とし、生産性の向上を図っています。
エプテックでは単品の試作品から量産品までさまざまな発注数量に対応できます。
量産品に対応できる全自動ラインは全自動銅-ニッケル-クロムめっき装置1台、全自動無電解ニッケルめっき装置2台を備えており、無電解ニッケルめっきに関してはめっき液の自動管理装置も3台完備。
手動ラインでは、硬質クロムめっき装置、微細部品専用金めっき装置、フッ素潤滑めっき装置を各1式ずつ備えています。
エプテックでは「ワンデイ・サービス」をモットーに、朝出せば夕方仕上がる表面処理加工を心がけています。とくに、少量多品種の製品は可能な限り当日納品・当日発送で対応してくれます(仕様・数量により最短納期は異なるため要相談)。
サン工業では、ウイルスや菌の増殖を抑制するめっき技術の開発に注力しています。
抗ウイルス・抗菌めっきは、ニッケルフリーに対応しており、人が触れる部品やパーツへの利用が可能で、金属アレルギー対策にも優れためっき加工です。
サン工業でのめっき加工は、同一のめっき種でも色や仕上がりの質感を選択できたり、さまざまな素材へめっき処理したりすることが可能です。例をあげると、ニッケルめっきでは黒色、通常色、光沢の強弱を選択できます。また、クロムめっきでは黒色、通常色、半光沢、光沢の中から選択できます。
塚田理研工業はプラスチックとプリント配線板への表面処理加工会社で、プラスチックへの加工では金型作成から射出成型、めっき加工、印刷・塗装、組み立てまで一貫対応してくれます。装飾めっきでは、合計14色の金属めっき、4種類の質感(光沢)から仕上がりを選択可能です。
塚田理研工業では先進の素材に対するめっき技術の開発を積極的に行っており、マグネシウム合金へのめっきと、カーボンナノチューブへのめっき技術の開発に成功しています。
神谷理研では、量産品から試作品まで対応できる生産設備を整えています。各生産設備にはメリット・デメリットがあり、使い分けることで多くの製品に対応しています。
神谷理研では、ニッケルめっきに他のめっき種を組み合わせることが可能です。ニッケルめっきにクロムめっき、スズめっき、金めっき、銅めっきなどを組み合わせることで、様々な特性付与を可能としています。
丸長鍍金は3価クロメート処理を施すことにより、高耐食性・防錆性をもつ亜鉛めっき、亜鉛ニッケル合金めっきを提供しています。亜鉛めっき・3価クロメート処理品、亜鉛ニッケル合金めっき・3価クロメート処理品は、塩霧試験で96時間以上の耐候性をもっています。
丸長鍍金では、次世代を見据えた各種研究開発を行っています。薄墨色のニッケルめっきは自社開発品で、高級感のある薄いグレー色で耐食性が良好です。
豊橋鍍金工業では、作用者によらず、めっき条件の設定を間違えることなく作業できるように、パソコンを使った「自動めっき条件設定システム」を自社開発し、現在では量産対応の全ての自動機に採用しています。それによって、高品質なめっき加工品をできるだけ短納期で納入が可能となっています。
豊橋鍍金工業では、めっき膜の状態を評価する各種試験装置を完備しています。めっき膜の表面形状の観察や膜厚の測定、特性の評価をおこなうEDS付の走査型電子顕微鏡(SEM)やレーザー顕微鏡を始めとする13種の設備を備えています。
旭鍍金では、表面処理加工に必要となるさまざまな工程を一貫して対応してくれます。加工を依頼した製品は、溶剤洗浄・バレル研磨・熱処理などの前処理を行った後、めっき処理加工を行い、後処理工程としてテフロンコーティング・MPコーティング施した後、検査・梱包を経て出荷されます。
表面処理加工に必要な工程全てを一貫して行うことで、適切な処理・高品質・低コスト・短納期を実現しています。
旭鍍金では、低コスト・高精度・迅速にめっき加工を行うため、自社開発した専用めっき加工装置にてめっきを行っています。
車載機器分野のスイッチや、携帯電話・PCのコネクタなどにめっきを行うフープめっき装置では、フープ材をめっき槽に連続供給しながら銀・銅・スズのストライプ部分めっきや、ニッケルや鉛フリーの半田めっき、ニッケルや金の連続スポット部分めっき、ニッケル-パラジウム-金めっきなどの処理をすすめていきます。
アイテックでは、従来、均一に共析をさせた状態の複合めっきを得ることが困難だったナノダイヤモンド複合めっきにおいて、ナノダイヤモンド粒子を10~100nmのオーダーで均一に分散共析をさせることに成功しました。
このナノダイヤモンド複合めっきの特徴は、耐摩耗性、低攻撃性(相手素材に与える傷を最小限に抑える)、低摩耗性に優れていることです。従来の硬質クロムめっきと比較すると、摩擦係数20%低減、耐摩耗性50%以上向上、相手素材への攻撃性70%低下と優れた性能を発揮します。
アイテックは、装飾めっきを得意とする表面処理加工会社で、多様な色調のめっき加工に対応しています。 代表的なカラーだけで、シルバー系の色味のパラジウムめっき、やや暗い銀色のルテニウムめっき、灰色の黒ルテニウムめっき、金合金めっきのホワイトゴールド、ルナーピンク、ラスターピンク、ローズゴールド、ルミネオールと8色の展開があります。眼鏡のフレームへの2色めっきもできます。
日本電鍍工業にめっき加工を依頼する顧客の半分は、同業のめっき業者です。自社で対応できないめっき加工をお願いされることも多く、技術力・対応力ともに定評があり、「めっき屋さんから信用されるめっき屋さん」をモットーとしています。
設備も充実しており、最小φ0.9mmの小物から対応し、最大100万個のめっき対応が可能。最長1800mm・最大重量200kgまでの大型品にも対応ができます。
日本電鍍工業では創業50年以上の実績と経験を基に、めっき、そして金属に関わる内容に対して、求めている機能や実際の用途などをヒアリングした上で、本当に顧客に必要な金属加工を提案し、課題解決を行います。
過去には、大型品のめっき加工やめっき液指定のめっき加工など、対応が難しい依頼に関しても、顧客が求めている要望を吸い上げ、顧客の要望に沿いつつ、対応できる方法を提案なども行ってきたようです。
阪神鍍金精工所では、試作品や開発品などの少量品向けのテストライン「試作・開発型 専用小型めっき装置」を導入しています。クロム、ニッケル、スズ、銅、ニッケル-リンめっきなど、通常取り扱っているめっき種以外のさまざまなめっき加工にも対応可能です。
阪神鍍金精工所では、品質保証と検査に関して充実した体制を整えています。塩水噴霧試験器を使用した、長期間にわたる耐食性テストを実施したり、高精度な金属顕微鏡によるめっき膜表面を観察・検査したりするなどして、ミクロン単位での精度の高い仕上がりを保証しています。
下関鍍金では、量産や大型品に対応できるめっき装置の台数が多く、大型のめっき槽を備えているため、量産品へのスピーディーな対応や大きな製品へのめっきも相談が可能です。
下関鍍金では、銅粉への銀めっきの研究開発を行っています。導電性フィラーには、銅や銀の金属粉末がよく用いられますが、銅は酸化しやすい性質があり、粉末状態における比表面積の高い状態では、表面が酸化しやすく電気抵抗値が大きくなり、安定した導電性が得られないという難点がありました。
九州電化では、大型製品への銅めっき、金めっき、亜鉛めっきが可能です。銅めっきでは重さ1t、長さ2mを超える大型医療機器(重粒子がん治療装置)への加工実績があります。
九州電化では次世代を見据えた独自のめっき新技術の開発にも力を入れています。開発案件を一部紹介すると、「反射率ゼロの黒クロムめっき」「重粒子線がん治療を行う医療機器への銅めっき」などがあげられ、自社のめっき技術を日々向上しています。
特にプラスチックへのめっき加工において、長年の技術と経験を有する加工業者です。環境に配慮しためっき技術の導入やフレキシブルな生産体制により、高品質な製品を短納期で提供することを可能にしています。
創業以来、経験を積んだ職人の手作業によるめっき加工にこだわり続けているめっき加工業者です。全工程を職人が個別に担当するからこそ、急な要望や変更にも他の作業を止めることなくフレキシブルに対応できます。
単なる装飾や防錆目的だけでなく、表面特性を変えることで様々な活用法を見出す表面改質技術を重視しています。独自技術を開発しており時代の変化やニーズに合わせた技術革新を追求している企業です。
自社で使用しているめっき装置は、全て中国に展開している関連会社で製造しており、めっき加工の技術追求にこだわっている業者です。めっき液の調合や分析も自社研究所で行っており、複数の国際規格も取得しています。
複雑な形状の製品や様々な素材にめっきを行えるよう、技術開発から品質管理まで自社一貫体制で行っているめっき加工業者です。特許技術も保有しており、企業の電子部品製造や新しい企画・開発などに貢献しています。
東大阪市を拠点に、昭和48年の設立からおよそ半世紀にわたり、金属めっき加工に関連した業務を手がけてきた専門業者です。ミクロン単位で品質検査を行える管理体制を整えており、アルミホイルナットのめっきでは国内シェアの80%を誇ります。
1950年の創業以来、東北を中心としてめっき加工技術を提供してきた加工業者です。独自の研究センターを設置して技術開発に力を入れており、ナノカーボン繊維とめっき加工を融合させた技術で特許出願も果たしています。
産業用機械部品の製造に重要な、工業用クロムめっきを中心に取り扱っているめっき加工業者です。ステンレスやダイス鋼、アルミなど様々な素材へのめっき加工を行い、研磨仕上げもワンストップサービスとして依頼できます。
群馬県に拠点を構えるエルグでは、74年以上にわたってめっき加工の技術やノウハウを蓄積してきました。また、日本国内だけでなく海外にも拠点を展開し、グローバル企業の品質管理の象徴としてISO9001も取得しています。
専任技術者を配置して、積極的なめっき技術の開発や研究を続けてきました。めっき加工と相性の良いプラスチックの射出形成や金型の設計・製作まで自社一貫体制で請け負っており、24時間稼働の生産体制も重要です。
アルマイト処理とめっき加工を専門に取り扱う表面加工処理業者です。大同工業では主としてアルミニウムを素材とした「置換スズめっき」と「無電解ニッケルめっき」を取り扱っており、その他の素材についても相談できます。
1950年の創業以来、70年以上にわたって防食性を追求しているめっき加工業者です。独自の品質管理基準にもとづく防錆効果を重視としており、自動車製造業界や家電業界、スキンケア業界まで幅広い業界の製品に対応しています。
適切な前処理作業によってめっきの品質を高めつつ、さらに用途へ合わせてりん酸亜鉛化成皮膜処理や焼き付け塗装などを自社一貫体制で提供しています。プラスチックやセラミックといった非金属にもめっき加工が可能です。
鉄を素材とした亜鉛めっきを専門的に取り扱っているめっき加工業者です。亜鉛めっきに特化したノウハウを有しており、その技術は行政からも表彰されている他、法人はもちろん個人からのスポット依頼にも対応しています。
埼玉県内に複数の工場や事業拠点を展開しているめっき加工業者であり、各工場への設備導入を積極的に進めることで超大型製品へのめっきも可能としました。また、本社工場を含めた複数の拠点でISO認証を取得しています。
大正8年創業のめっき加工業者であり、「めっき加工のデパート」として100年以上の事業でつちかったノウハウを強みとしています。めっきだけでなくバフ研磨やアロジン処理といった表面加工も自社一貫体制で対応可能です。
1955年に創業した山王は、創業当時からこれまでずっとめっき加工業者として様々な業界のニーズへ応えてきました。国内だけでなくフィリピンや中国にも拠点を展開し、グローバルスタンダードの品質を追求しています。
自動車産業や宇宙・防衛関連業界、半導体部品など幅広い業界へ、自社で製造したメッキ設備を用いて、自社開発したメッキ技術を提供しています。治具の製作も職人が対応しており、クライアントごとのニーズに応えています。
めっき加工の専業者としておよそ100年の歴史を有するめっき加工業者です。全自動バレルめっき装置や全自動ラックめっき装置、化成処理自動ラインなどを導入し、生産システムが自動化されていることも見逃せません。
無電解ニッケルめっきを中心技術として、微小部品から大サイズの製品にまで無電解ニッケルめっきや硬質クロムめっきなどを実施しています。ISO9001認証やISO14001認証といった国際規格を取得していることも特徴です。
各種めっき工程を全自動化しており、クライアントのニーズに対して高効率かつ高品質なめっき加工を提供できる体制を構築しています。また、自動化によるめっき加工が困難な場合に関しては、職人が手動めっきで対応します。
1947年の設立以来、様々なニーズに合わせためっき加工技術を提供しており、下地めっきから研磨などの最終仕上げまでワンストップサービスで対応していることが特徴です。アルミ系素材へのめっき加工を依頼することもできます。
長野県を中心とした幅広いエリアを対象とし、めっき技能検定特級・一級・二級といった専門家がクライアントのニーズに合わせためっき加工を提供しています。通常でも2日間、条件次第では最短半日という短納期にも対応可能です。
電気めっきと表面塗装の専門加工業者として幅広い業界へめっき加工サービスを提供しています。電気めっき技能士による、ステンレスや鋳物といった難素材に対してもめっき加工を施せるノウハウを有していることも特徴です。
愛知県を中心として国内外にサービスネットワークを構築している中日クラフトでは、クロムめっきをベースとして自社開発した「CROMAX」など、自動車業界や航空機メーカーなどに様々なめっき加工を提供しています。
創設から77年を迎える金属加工会社であり、機械加工と表面処理加工を軸とした技術を提供しています。めっき加工では8種類のめっき方式を採用しており、経験を積んだ職人がクライアントのニーズへ幅広く対応しています。
1931年の創業以来90年以上にわたって様々な業界へめっき加工を提供しているめっき加工会社です。対応可能なめっき加工の種類が90となっており、新しい製品や試作についても企画段階から相談に応じてくれます。
めっき加工の全自動化によって短納期ニーズに対応している他、めっき加工後の表面処理だけでなくプレス加工や板金加工といっためっき前の金属加工まで一貫対応してもらえることが強みです。個人からの依頼も可能です。
ヱビナ電化工業はめっき加工技術の中でも特に機能めっきを得意としているめっき加工会社です。可視光線の反射率1%以下で300度までの耐熱性を獲得している黒色めっき技術「スゴクロ」など様々な技術を提供しています。
メテックは1918年創業の100年企業であり、めっき加工会社としても70年以上の歴史を有しています。様々な種類のめっき加工技術を開発している他、九州に洗浄度Class1のクリーンルームを備えるなど設備投資も特徴です。
自社が望むめっき加工ができるか?そんな際に大型の対応は可能か?などで展示会のパンフレットなどを漁った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、めっき加工業所の設備からどういっためっき加工が対応可能かを紹介していきます。
めっき加工の発注にあたり、事前に知っておくべきことや注意点についてまとめました。高品質かつコストパフォーマンスに優れためっき加工を行うためには、適切な発注体制を整えることが大切です。基本となる情報をしっかりと学び、十分に検討してから発注作業を行いましょう。
素材の装飾のために加工されるめっき。金属ならではの光沢を付与することで、素材に高級感を持たせられます。装飾めっきの加工品として、自動車の外装品やアクセサリー類が挙げられます。
素材が錆びにくくなるめっき加工です。空気中の鉄は錆びてしまいます。すると、機器の故障や耐久性などの問題が発生するでしょう。そうならないために、防錆めっきを施して耐久性や美観を整えることが大切です。
電気的特性・機械的特性・物理的特性・化学的特性・光的特性・熱的特性など、様々な機能的性質を持っためっきを施します。特性を付与したい場合に重宝するめっき加工です。
銅めっきは、電磁波シールド、浸炭防止、印刷ロール、はんだ付け性、電気伝導性など幅広い特性を持っています。
銅を溶かし込んだめっき浴に材料を入れ、電気を使用して皮膜を作るという方法です。古くから装飾クロムめっきの下地として活用されてきた方法であり、電気伝導性や抗菌性などに優れているという特徴を持っています。
ニッケルめっきは、耐熱性や耐食性、熱膨張率の低さに優、めっきの中でも高硬度なめっきとして知られています。
他の金属との密着性が高いといった特徴を持つ方法。この特徴から、ステンレスめっきや金などの下地めっきとして活用されています。また、耐熱性・耐食性を高められるという特徴も持っている加工方法です
硬質クロムめっきは、その名の通り高硬度の被膜をつけることができるめっき加工。高硬度、潤滑性、肉盛性、耐摩耗性、耐熱性などの特性があります。
硬く耐摩耗性が高い、光沢がある、摩耗係数が小さいといった特徴を持つめっき加工方法です。例えば自動車のエンジン部品やドリルの刃、金型など耐摩耗性や低摩耗が必要な部品で使われています。鉄鋼部品を素材として使用するケースが多くみられます。
錫は他の金属とのなじみが良く、ハンダ付け性や窒化処理への耐性の付与を目的として用いられる事が多いめっきです。装飾めっきとして活用されることもあります。
錫は融点が232度と低くなっていることから加工がしやすいため、古くから用いられてきた金属です。他の金属との馴染みが良いという性質を持っており、電子部品・電気部品のはんだ付けによる接合目的でのめっきとして多く用いられています。
防錆めっき、装飾めっきとして広く活用されてきたのが、亜鉛めっき。表面のきれいさと錆に強いことからも幅広く重宝されるめっきです。
鉄製品が錆び付いてしまうのを防ぐために利用されているのが亜鉛めっきです。材料の表面に傷がついてしまった場合、その傷部分に亜鉛が溶出することで膜を作り、防錆効果を発揮できるといった点が特徴となっています。
金は電気伝導性や熱伝導性が高く、化学的に安定しためっきです。高価なものではありますが、耐食性、低接触抵抗、高接合性、高導電性、シール性、高周波特性、高反射性、熱伝導性など様々な特性を付与することができます。
素材の表面を金の被膜で覆う加工方式を金めっきと呼んでいます。この方法を使用することで、伝導性や耐食性などの性質を素材に付与できます。また、金でめっきすることから優れた光沢を持つ外観になるといった点も特徴です。
物理的特性、電気的特性、光学的特性、熱的特性、科学的特性など幅広い特性付与ができ、様々な製品に活用されるのが銀めっき。装飾性ももちろんのこと、機能めっきとしても大変優秀なめっきです。
材料に銀の皮膜を纏わせる方法ですが、美しい見た目となる点に加えて、優れた耐食性や熱伝導率を保つこと、また金よりもコストがかからないことなどが特徴となっています。スプーンやフォークなど高級な銀製食器などにも使用されます。
硬度、耐摩耗性、耐薬品性、反磁性、反射防止性、耐熱性、熱伝導性、はんだ付け性などの特性を付与できる無電解ニッケルめっき。この佐々間な特性から電機分野や自動車分野をはじめ、多種多様な業界で活用されています。
電気を使わずにニッケルでめっきを行う方法です。電気めっきとは異なり通電が不要であるため、均一な厚みの皮膜で材料を覆うことが可能です。プラスチックやセラミックスといった不導体に対しても用いられるめっき方法です。
日本の首都であり、国内外の大手企業や有名会社が本社や拠点を構えるエリアです。一方、下町では古くから続く工場などが日本のものづくりを支えており、めっき加工業者やめっき技術へのニーズも高い地域となっています。
西日本有数の都市部であり、港湾部や臨海工場地帯を有する大阪は、兵庫や京都など関西各地のものづくりネットワークの中心地としても知られています。そのため、めっき加工業者も様々なノウハウを有する企業が多くあります。
愛知の県庁所在地である名古屋は、東京を除き横浜と大阪に次ぐ日本第3位の政令都市です。豊田や四日市と並ぶ中京工業地帯の中核としてめっき加工ニーズも高く、中部・東海エリアのものづくりを支える重要拠点となっています。
日本の最北端であり、広大なエリアを持つ北海道では独自の技術や生産体制を確立しためっき加工業者もあり、北海道の内外からのニーズへ対応。北海道のめっき加工業者について厳選してそれぞれの特徴などをまとめました。
東京の北部に位置して交通アクセスにも優れた埼玉では、都心のベッドタウンとしての地域特性を持っているだけでなく、京浜工業地帯の一角として様々なめっき加工業者や工場などが点在し、首都圏のニーズに対応しています。
首都東京と接する神奈川県は広大な規模を有する京浜工業地帯の一角を担っており、特に川崎エリア周辺では明治時代から重工業や鉄鋼業、電気工業などめっき加工とも関係の深い様々な産業分野の企業や工場が発展してきました。
東京の東部に位置し、国際空港や有名テーマパークなどを有する千葉県は、同時に京葉臨海地域など鉄鋼業や石油化学分野の企業や工場が集まるエリアも持っており、古くからの歴史を持つめっき加工業者も少なくありません。
ここでは宮城県仙台市及び同県内に本社や事業拠点を構えており、さらに「東北・北海道表面処理工業組合」にも所属しているめっき加工業者について、めっき加工技術の強みや各企業の特徴、会社情報などをまとめました。
日本の古都として世界的に人気であり、産業や商業エリアとしても認知度の高い京都。歴史の古い加工業者も少なくなく、独自のノウハウを有していることもあります。また色々な企業の本社や支社、工場も多いのが特徴です。
大阪と並ぶ兵庫には工場や加工業者も多く、関西エリアの産業・工業を支える中小企業や大手メーカーも兵庫県内に点在しています。また、兵庫は関西地方と中国地方や四国地方をつなげる要としての役割も担っています。