めっき加工業者一覧
公開日: |更新日:
アルミニウムは軽量で加工しやすいという特徴から、自動車部品や機械装置など、さまざまな分野で利用されています。一方で「柔らかくて傷つきやすい」「摩耗しやすい」といった弱点もあります。
そこで注目されるのが、硬質クロムめっき(ハードクロムめっき)です。この記事では、「アルミに硬質クロムめっきはできるのか?」「どんなメリットがあるのか?」を分かりやすく紹介します。
結論から言えば、アルミニウムに硬質クロムめっきを施すことは可能です。
ただし、アルミは空気に触れるとすぐに酸化皮膜ができるため、そのままでは密着性の高いめっきをつけることができません。そのため、脱脂・エッチング・亜鉛置換などの前処理を行ったうえで、下地にニッケルめっきを施し、さらにその上から硬質クロムめっきを重ねるという「複層めっき」が一般的に採用されています。
このような工程を経ることで、アルミ素材にも安定した硬質クロム皮膜を形成することが可能になります。
硬質クロムめっきは、表面硬度・耐摩耗性・摺動性に優れためっき処理です。ここでは、アルミニウムに硬質クロムめっきを施すことで得られる主なメリットを紹介します。
アルミは、鉄やステンレスの約3分の1という軽さが魅力ですが、強度や耐摩耗性が劣るという欠点があります。硬質クロムめっきを施すことで、アルミの「軽いけれど柔らかい」という弱点を補い、「軽くて硬い」理想的な部品へと仕上げることが可能です。
構造材や機械部品を鉄からアルミへ置き換えることで、軽量化が進み、燃費改善や動作性の向上にもつながります。
アルミは酸化には強いものの、塩水や化学薬品にはやや弱い性質があります。
一方、クロムは酸やアルカリに強く、耐食性に優れた金属です。そのため、アルミに硬質クロムめっきを施すことで、腐食性のある環境でも耐久性を維持でき、屋外部品や薬品を扱う装置などでも高い信頼性を発揮します。
ただし、硬質クロムめっき単体ではピンホール(微細な穴)が発生することがあるため、下地めっきと組み合わせて密着性と耐食性を高めるのが一般的です。
硬質クロムめっきは、Hv800〜1000程度の高い表面硬度をもち、耐摩耗性・摺動性に非常に優れています。そのため、ピストンや摺動部、駆動部品など、摩擦や衝撃を繰り返し受ける部位でも高い耐久性を発揮します。
また、硬質クロムめっきの表面は非常に滑らかで、離型性や潤滑性にも優れています。たとえば、成形金型やシリンダー内壁など、動作のスムーズさや剥離性が求められる部品にも有効で、摺動音の低減やなめらかな動作にも寄与します。
日本電鍍工業(大阪)は、アルミニウム素材への「硬質クロムめっき」に対応しています。
同社の特徴は、アルミパイプなどの形状に対しても、耐摩耗性と硬度を付与するめっき処理が可能な点です。軽量なアルミ素材の特性を活かしつつ、摺動部品などの耐久性を向上させることができます。

BEFORE
引用元:日本電鍍工業公式HP(https://nihondento.co.jp/case_study/アルミパイプへの硬質クロムめっき/)

AFTER
引用元:日本電鍍工業公式HP(https://nihondento.co.jp/case_study/アルミパイプへの硬質クロムめっき/)
めっき加工が難しいとされるアルミパイプに硬質クロムめっきを行い、表面を丁寧に磨き上げることで美しいツヤを出した事例です。アルミ特有の軽量さを活かしつつ、耐食性と耐摩耗性を大幅に強化。機能的な耐久性と意匠的な美しさを高度に両立させています。軽量化と強度の課題を解決し、素材の価値を最大化する同社の技術力が光る実績です。
工業・産業分野で広く使われる金属部品は、そのままだとサビやすかったり電気が通りにくい素材も。めっき加工を行うことで、素材に新たな機能性を付与することができます。金属に限らず、家電製品などのプラスチック部分にもメッキ加工を行うことで、まるで金属のような見た目にグレードアップすることが可能。
ただし、加工難易度の高い素材や部品の大きさ、希望するロット数によってはめっき加工を断られてしまうことも。ここでは、素材×目的別に、対応実績のあるめっき加工業者を紹介します。
強固な膜で覆われた加工難易度が高いアルミニウム材でも、独自の前処理技術でスピーディーかつ安定した品質でのめっき処理を実現し、密着性も担保。
一般的な1部品ずつ吊るす方式ではなく、かごに入れてまとめてめっき加工を行うため、1g程度の小さな部品でも対応可能。
引用元:オーエム産業公式HP
https://www.oms.co.jp/service/plating-tec/plating3/cat14/
銅の酸化・変色を防ぐためによく用いられる金・銀めっきの技術開発を行っているため、これまでにない表面特性を持った部品に仕上げられる。
部品の一部分にのみスポットめっきを行えるため、部品全体にしかめっき処理できない場合よりも金・銀の使用量を抑え、コスト調整に繋がる可能性も。
プラスチックへのメッキ加工専門業者として約60年間のノウハウを持つ。組合企業と協業し、それぞれが得意なめっきを組み合わせることで、金属光沢やサテン調、ベロア仕上げなど様々な色調に装飾可能。
自社に大物と小物に分けた生産ラインを設ける。特にアミューズメント施設の大型部品などの2m×1m×0.3mの大型製品に対応できるのが特徴。