めっき加工業者一覧
公開日: |更新日:
旭鍍金では、低コスト・高精度・迅速にめっき加工を行うため、自社開発した専用めっき加工装置にてめっきを行っています。
車載機器分野のスイッチや、携帯電話・PCのコネクタなどにめっきを行うフープめっき装置では、フープ材をめっき槽に連続供給しながら銀・銅・スズのストライプ部分めっきや、ニッケルや鉛フリーの半田めっき、ニッケルや金の連続スポット部分めっき、ニッケル-パラジウム-金めっきなどの処理をすすめていきます。
加工対象物を入れる容器のバレルを槽に浸け、回転しながら処理を行うバレルめっき装置では、バレルに多数あいている穴に小さな加工対象物が引っかかり、不良品が出てしまうという問題がありました。この問題を解決するため、旭鍍金では、バレルの穴に小さな加工対象物が引っかからないよう、適切なバレルを独自設計し、0.01mmの小さなバネでも不良品を出さない処理を実現しています。
旭鍍金では、表面処理加工に必要となるさまざまな工程を一貫して対応してくれます。加工を依頼した製品は、溶剤洗浄・バレル研磨・熱処理などの前処理を行った後、めっき処理加工を行い、後処理工程としてテフロンコーティング・MPコーティング施した後、検査・梱包を経て出荷されます。表面処理加工に必要な工程全てを一貫して行うことで、適切な処理・高品質・低コスト・短納期を実現しています。
さらに旭鍍金では、効率的な生産管理のため、加工依頼された製品を受け取りから出荷までバーコードにて一元管理する生産システムを導入しています。生産工程や作業状況、納期の変更などをリアルタイムで管理できるので、迅速な対応で高品質な製品を提供できます。
旭鍍金では、「高耐食性めっきプロセスの研究開発」に取り組んでいます。プリント基板の実装工程では、環境問題からはんだ付けに従来の鉛入り合金を使用できなくなり、代替の合金を使用しています。しかし、この合金は従来のものと比較すると融点が高く、金めっき部分表面の封孔処理剤が劣化し、下地ニッケル層が腐食しやすくなるという問題がありました。
旭鍍金では、この封孔処理剤を使用せず、従来の金めっき部分をスズ、パラジウム、金めっきの多層めっきとし、さらに下地に特殊スルファミン酸ニッケルめっき被膜を施して表面層の電位差を小さくするという試みを実施しました。その結果、耐食性に優れた金めっきが可能になり、実験では封孔処理剤処理をした従来の接点と同等以上の耐食性を実現しました。さらに、実用化に向けて取り組んでいます。
その他めっき処理全般
研究部門はあるか? | 〇 |
---|---|
試作対応は可能か? | 〇 |
研磨は一貫対応できるか? | 〇 |
旭鍍金の主な対応業界は、自動車関連と携帯電話などの電子機器関連です。具体的な製品としては、モジュラージャック接点、車載スイッチ、車載用コネクタなどの車載用部品、配線器具部品、制御用部品、携帯電話用のコネクタなどです。単一のめっきだけでなく、多くは複合めっきや多層めっきにて対応しています。
会社名 | 旭鍍金株式会社 |
---|---|
所在地 | 三重県津市雲出長常町1201-8 |
電話番号 | 059-234-9555 |
所属組合 | 三重県鍍金工業組合 |
関連ページ
試作から対応可能な全国のめっき加工業者リスト