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機械的特性

公開日: |更新日:

めっきの機械的特性
とは?

機械的特性は工業のような、硬さや柔軟性、靱性などを要求されるシーンに用いられます。部品の劣化や金型の損傷の防止に役立ち、めっき皮膜の表面的な機能性を向上させるために必要です。

主な機械的特性

代表的な機械的特性は、以下の6つです。

  • 高硬度
  • 潤滑性
  • 寸法精度
  • 肉盛性
  • 型離れ性
  • 低摩耗係数

ここでは、これらの機械的特性の特徴をはじめ、使用されるめっきの種類や適用例について解説していきます。

高硬度

ヴィッカース硬度(Hv)やヌープ硬度(Hk)で表されるめっき皮膜の硬度。これはJISの規定に遵守しており、工業用クロムめっきを測定した場合Hv800〜1000、無電解ニッケルを熱処理したものだとHv1000です。

またクロムめっきの代替めっきとして、ニッケル-タングステン合金めっきが高い評価を得ています。

※参照元:三和メッキ工業株式会社 公式(https://www.sanwa-p.co.jp/faq/detail16481.php)

※参照元:三和メッキ工業株式会社 公式(https://www.sanwa-p.co.jp/faq/detail16527.php)

主に使用されるめっきの種類

工業用クロム、無電解ニッケル、分散ニッケル、ロジウム

高硬度の適用例

シリンダー、ロール、各種金型、ゲージ類、ベアリングなど

潤滑性

潤滑性は、機械部品表面の摩擦係数を低くしたり、皮膜の保油性を高めたり、なじみ性をよくしたりなど、使用目的に応じためっき加工を行わなくてはいけません

例えば、なじみ性を要求される軸受けには鉛-錫や鉛-インジウム、鉛-錫-アンチモンなどの特殊な合金めっき。潤滑性とともに耐摩耗性を付与したい場合は、潤滑物質を十分浸透させた分散ニッケルめっきやポーラスクロムめっきを使用します。

主に使用されるめっきの種類

工業用クロム、銀、インジウム、錫、鉛、分散めっき

潤滑性の適用例

シリンダー、ピストンリング、軸受け、シャフトなど

寸法精度

精密機械部品や電子部品に欠かせない特性です。電気を使用しない無電解めっきを施すことで、皮膜の厚さを均一にできます。代表的なめっきには、ニッケル-リン、ニッケル-ホウ素合金めっきなどが挙げられ、このような合金めっき皮膜は、高い耐熱性や耐食性を持っているのも特徴です。

主に使用されるめっきの種類

無電解ニッケル

寸法精度の適用例

精密機械部品、精密金型、シャフト、ベアリングなど

肉盛性

寸法補正や修理の際に用いられ、加えて耐摩耗性・耐食性・硬度などが求められる場合に多く活用されます。高硬度のめっき処理や超厚付けめっきも可能。劣化した金型や摩耗した工具などの修理・再生に肉盛性を採用することで、高コストパフォーマンスを実現できます。

主に使用されるめっきの種類

工業用クロム、銅、ニッケル、鉄

肉盛性の適用例

ロール、軸受け、シリンダー、クランクシャフト、金型など

型離れ性

型離れ性は、金型のめっき加工の際にとても重要です。型離れ性が悪いと、成形した部品が金型から外れにくくなり、生産効率の悪化や部品・金型の損傷に繋がります。そのため金型と部品の強い密着を避けなくてはいけません。

多くのケースで硬度が同時に要求され、工業用クロムめっきや弗化黒鉛を分散させたニッケルめっきを採用。金型の長命化を図っています。

主に使用されるめっきの種類

工業用クロム、分散ニッケル

型離れ性の適用例

各種金型

低摩耗係数

耐摩耗性や潤滑性と深く関係しており、すべり性とも呼ばれます。製糸ロールやガイドなどに要求される特性です。ふっ素樹脂を含浸させた工業用クロムめっきや二硫化モリブデンを共析させた分散ニッケルめっきが脚光を浴びています。

主に使用されるめっきの種類

工業用クロム、分散ニッケル

低摩耗係数の適用例

製紙ロール、糸送りロール、ガイド

機械的特性の付与が
できるめっき業者は
どこ?

機械的特性を持つめっき加工を行うには、相応の知識と技術が必要です。そのため、慎重にめっき加工業者を選ばなくてはいけません。

研究から研磨、試作までワンストップで対応できる業者だと、幅広いニーズに応えてくれます。機械的特性の付与をはじめ、豊富な機能特性を持っためっきを取り扱っている業者を集めたので、ぜひ参考にしてください。

【素材×目的別】
おすすめのめっき加工業者3選

工業・産業分野で広く使われる金属部品は、そのままだとサビやすかったり電気が通りにくい素材も。めっき加工を行うことで、素材に新たな機能性を付与することができます。金属に限らず、家電製品などのプラスチック部分にもメッキ加工を行うことで、まるで金属のような見た目にグレードアップすることが可能。
ただし、加工難易度の高い素材や部品の大きさ、希望するロット数によってはめっき加工を断られてしまうことも。ここでは、素材×目的別に、対応実績のあるめっき加工業者を紹介します。

アルミニウムへのめっき加工
前処理も施したいなら
日本電鍍工業
日本電鍍工業画像1

引用元:日本電鍍工業公式HP
https://nihondento.co.jp/case_study/アルミニウム素材に金銀銅色のめっき/

日本電鍍工業画像2

引用元:日本電鍍工業公式HP
https://nihondento.co.jp/case_study/電子部品パーツへの部分めっき2種/

特徴

強固な膜で覆われた加工難易度が高いアルミニウム材でも、独自の前処理技術でスピーディーかつ安定した品質でのめっき処理を実現し、密着性も担保

一般的な1部品ずつ吊るす方式ではなく、かごに入れてまとめてめっき加工を行うため、1g程度の小さな部品でも対応可能

対応可能なめっき例
  • 硬質クロムめっき
  • 銅めっき
  • 電解/無電解ニッケルめっき
  • スズめっき
  • 無光沢銀めっき
銅材へのめっき加工
導電性・接触性を担保したいなら
オーエム産業
オーエム産業画像

引用元:オーエム産業公式HP
https://www.oms.co.jp/service/plating-tec/plating3/cat14/

特徴

銅の酸化・変色を防ぐためによく用いられる金・銀めっきの技術開発を行っているため、これまでにない表面特性を持った部品に仕上げられる。

部品の一部分にのみスポットめっきを行えるため、部品全体にしかめっき処理できない場合よりも金・銀の使用量を抑え、コスト調整に繋がる可能性も。

対応可能なめっき例
  • 金めっき
  • 銀めっき
プラスチック部品のめっき加工
金属のような仕上がりにしたいなら
平和工業
平和工業画像1

引用元:平和工業公式HP
https://www.heiwakogyo.com/pages/24/

平和工業画像2

引用元:平和工業公式HP
https://www.heiwakogyo.com/pages/24/

特徴

プラスチックへのメッキ加工専門業者として約60年間のノウハウを持つ。組合企業と協業し、それぞれが得意なめっきを組み合わせることで、金属光沢やサテン調、ベロア仕上げなど様々な色調に装飾可能

自社に大物と小物に分けた生産ラインを設ける。特にアミューズメント施設の大型部品などの2m×1m×0.3mの大型製品に対応できるのが特徴。

対応可能なめっき例
  • 光沢クロムめっき
  • サテン調めっき
  • 金めっき