めっき加工業者一覧
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アルミニウムは比較的高い導電性を持つ金属ですが、表面に形成される酸化皮膜の影響によって、通電性や接触抵抗が問題になることもあります。
ここでは、アルミニウムの導電性の特徴や導電性が低下する主な原因、さらに導電性を高めるための方法について解説します。
アルミニウムは、電気を通しやすい性質を持つ金属です。銅や銀ほどではないものの、実用上は十分に高い導電性があり、送電線やさまざまな電気部材にも広く用いられています。軽くて扱いやすい金属という印象が強いかもしれませんが、導電性の面でも優れた特性を持つ材料です。
アルミニウムの電気伝導率は、一般的に銅の約6割程度とされています。数値だけを見ると銅のほうが優れているように感じられますが、アルミニウムは比重が小さく、銅よりも大幅に軽いという特長があります。そのため、重量あたりで考えると効率よく電気を流すことが可能です。
このような性質から、アルミニウムは軽量導体として活用されています。たとえば送電線では、長い距離にわたって導体を張る必要があるため、重量を抑えやすいアルミニウムが適しています。軽量化が求められる機器や部材においても、導電性と軽さを両立できる点は大きなメリットといえるでしょう。
ただし、アルミニウムは金属そのものの導電性が高くても、表面に形成される酸化皮膜の影響によって、接触部分では電気が流れにくくなることがあります。そのため、アルミニウムの導電性を考える際には、素材そのものの性質だけでなく、表面状態まで含めて確認することが大切です。
アルミニウムはもともと導電性の高い金属ですが、使用環境や表面の状態によっては電気が流れにくくなることがあります。特に大きく影響するのが、表面に形成される酸化皮膜です。アルミニウムは空気中にさらされると、表面に非常に薄い酸化皮膜を瞬時に形成する性質があります。
この酸化皮膜は一般的に「アルミナ」と呼ばれ、金属内部を腐食から守る保護膜の役割を持っています。非常に安定した皮膜であり、アルミニウムの耐食性を高める重要な要素です。
一方で、アルミナには電気を通しにくい性質があります。表面に酸化皮膜が形成されると、金属同士が直接接触しにくくなり、接触抵抗が高くなります。結果として、電流が安定して流れにくくなる可能性があります。
このような問題は、電気接点や端子、電子部品などの接触部で発生しやすいです。たとえばアルミニウム製の部材を接点として使用する場合、表面の酸化皮膜によって通電性が低下したり、接触不良が発生したりすることがあります。
そのため、電気的な用途でアルミニウムを使用する際には、表面状態の管理や表面処理が重要です。
アルミニウムはもともと導電性の高い金属ですが、表面に形成される酸化皮膜の影響によって、接触部分では電気が流れにくくなります。そのため、電気的な用途でアルミニウムを使用する場合には、表面状態を整えることが重要です。ここでは、アルミニウムの導電性を確保・向上させる代表的な方法を紹介します。
アルミニウムの表面に形成される酸化皮膜は電気を通しにくいため、通電性を確保するにはこの皮膜を除去する処理が必要です。
方法としては、研磨などによって物理的に酸化皮膜を取り除く機械的処理や、薬品を用いて表面を処理する化学的処理などがあります。これらの処理によって金属表面を露出させることで、通電性を改善できます。
ただし、アルミニウムは空気に触れると再び酸化皮膜を形成する性質があります。そのため、皮膜を除去するだけでは長期的に導電性を維持できません。通電性を安定させるためには、別の表面処理を組み合わせることが一般的です。
アルミニウムの通電性を安定させる方法として、導電性の高い金属で表面を覆う「めっき処理」が用いられます。めっきによって表面の接触特性を改善することで、電気接点や端子などの用途でも安定した通電性を確保しやすくなります。導電性や接触特性を重視する場合は、銀めっきやスズめっきが用いられることが多いです。
銀は金属の中でも特に導電性が高い材料です。そのため、電気的な性能が求められる電子部品や電気接点、高周波部品などで広く使用されています。
アルミニウムの表面に銀めっきを施すことで接触抵抗を低く抑えやすくなり、通電性の安定化につながります。また、銀は比較的やわらかい金属であるため、接触部でも安定した導電性を確保しやすいという特徴があります。
スズめっきも、電気接点や端子部品などで広く利用されているめっきのひとつです。スズは導電性を持つだけでなく、はんだ付け性にも優れているため、電子部品の接続部などで多く用いられています。
アルミニウムにスズめっきを施すことで、通電性を確保するとともに、はんだ付け工程にも対応しやすくなります。そのため、電気接点や端子用途などでアルミニウムを使用する場合にスズめっきが選ばれます。
アルミニウムはさまざまな用途で利用されている金属ですが、表面に安定した酸化皮膜が形成されるため、そのままではめっきが密着しにくく、難めっき材として知られています。アルミニウムにめっきを施す場合には、通常の金属とは異なる前処理が必要です。
代表的な処理として知られているのがジンケート処理です。ジンケート処理では、アルミニウム表面の酸化皮膜を処理したうえで亜鉛の置換皮膜を形成し、その上にめっきを施しやすい状態をつくります。このような前処理を行うことで、めっきの密着性を高めることができます。
アルミニウムへのめっきでは、このような前処理のほかにも、研磨、脱脂、エッチングなどの工程が必要です。アルミニウムへのめっきの詳しい工程やめっきの種類については、以下の記事で解説しています。
工業・産業分野で広く使われる金属部品は、そのままだとサビやすかったり電気が通りにくい素材も。めっき加工を行うことで、素材に新たな機能性を付与することができます。金属に限らず、家電製品などのプラスチック部分にもメッキ加工を行うことで、まるで金属のような見た目にグレードアップすることが可能。
ただし、加工難易度の高い素材や部品の大きさ、希望するロット数によってはめっき加工を断られてしまうことも。ここでは、素材×目的別に、対応実績のあるめっき加工業者を紹介します。
強固な膜で覆われた加工難易度が高いアルミニウム材でも、独自の前処理技術でスピーディーかつ安定した品質でのめっき処理を実現し、密着性も担保。
一般的な1部品ずつ吊るす方式ではなく、かごに入れてまとめてめっき加工を行うため、1g程度の小さな部品でも対応可能。
引用元:オーエム産業公式HP
https://www.oms.co.jp/service/plating-tec/plating3/cat14/
銅の酸化・変色を防ぐためによく用いられる金・銀めっきの技術開発を行っているため、これまでにない表面特性を持った部品に仕上げられる。
部品の一部分にのみスポットめっきを行えるため、部品全体にしかめっき処理できない場合よりも金・銀の使用量を抑え、コスト調整に繋がる可能性も。
プラスチックへのメッキ加工専門業者として約60年間のノウハウを持つ。組合企業と協業し、それぞれが得意なめっきを組み合わせることで、金属光沢やサテン調、ベロア仕上げなど様々な色調に装飾可能。
自社に大物と小物に分けた生産ラインを設ける。特にアミューズメント施設の大型部品などの2m×1m×0.3mの大型製品に対応できるのが特徴。