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アルミに真鍮めっきはできる?

公開日: |更新日:

軽量で加工性が高いアルミニウムは、産業用途から日用品まで幅広く重宝される金属です。一方で、表面に酸化皮膜ができやすいため、めっきの密着性が得られにくい「難めっき素材」としても知られています。

では、アルミに装飾性や質感をプラスする「真鍮めっき」を施すことはできるのでしょうか。この記事では、アルミへの真鍮めっきの可否や、それによって得られるメリットを詳しく紹介します。

アルミに真鍮めっきは【可能】です

結論から言うと、アルミニウムに真鍮めっきを施すことは可能です。

ただし、アルミニウムは空気に触れると瞬時に強固な酸化皮膜を形成するため、そのままではめっきが剥がれやすいという課題があります。そのため、密着性を確保するための「ジンケート処理(亜鉛置換処理)」という特殊な前処理が欠かせません。
一般的には、ジンケート処理を行った後に下地として銅めっきを施し、その上から真鍮めっきを重ねる工程がとられます。

真鍮は銅と亜鉛の合金(黄銅)であるため、合金の比率を調整することで、華やかな黄金色の輝きから落ち着いた色合いまで、用途に合わせた自由度の高い外観を実現することが可能です。

アルミに真鍮めっきを施すメリット

真鍮めっきは、その美しい外観と加工性の高さから、装飾品や建材、精密部品まで幅広く利用されています。ここでは、アルミニウムに真鍮めっきを施すことで得られる主なメリットを紹介します。

「高級感」と「軽量化」を同時に実現できる

真鍮(黄銅)は美しい黄金色の光沢を持ちますが、比重が大きく、素材すべてを真鍮で作ると製品が非常に重くなってしまうという課題があります。芯材に軽量なアルミを採用し、表面に真鍮めっきを施すことで、真鍮特有の重厚な質感や高級感を維持したまま、製品の大幅な軽量化が可能です。

持ち歩くガジェット類や、大型の照明器具・建材、自動車の内装部品などの「質感と軽さの両立」が求められる製品において、大きなメリットとなります。

アンティーク調などの多彩な表面仕上げが可能

真鍮めっきの大きな特徴の一つに、めっき後の「古美(ふるび)処理」ができる点が挙げられます。

古美処理は真鍮めっきを施した後に、薬品を使って表面を意図的に酸化させ、さらに部分的に研磨することで、使い込んだような深みのあるアンティーク風の質感を出す手法です。アルミニウムへの塗装や他のめっきでは再現が難しい、真鍮ならではの味わい深い装飾仕上げが可能になります。

とくに店舗什器やインテリア小物など、独特の世界観を演出したい製品に適しています。

素材コストを抑えて質感を向上できる

真鍮(銅合金)は、アルミニウムに比べて材料コストが高価な金属です。製品全体を真鍮で製造する代わりに、安価なアルミをベースにして表面だけを真鍮めっきで仕上げることで、材料費を大幅に抑えることができます。

「見た目はハイエンド、コストはリーズナブル」、そんな付加価値の高い製品づくりに大きく貢献します。

はんだ付け性や電気特性の改善

アルミニウムはそのままでははんだが乗りづらい素材ですが、真鍮めっきを施すことで、はんだのなじみが改善されます。

また、アルミ表面の酸化皮膜による通電不良を防ぐ効果もあるため、装飾目的だけでなく特定の電子部品の接点や端子処理といった実装性・機能性を高める目的でも利用されています。

アルミニウムへのめっき加工
について詳しく見る

【素材×目的別】
おすすめのめっき加工業者3選

工業・産業分野で広く使われる金属部品は、そのままだとサビやすかったり電気が通りにくい素材も。めっき加工を行うことで、素材に新たな機能性を付与することができます。金属に限らず、家電製品などのプラスチック部分にもメッキ加工を行うことで、まるで金属のような見た目にグレードアップすることが可能。
ただし、加工難易度の高い素材や部品の大きさ、希望するロット数によってはめっき加工を断られてしまうことも。ここでは、素材×目的別に、対応実績のあるめっき加工業者を紹介します。

アルミニウムへのめっき加工
前処理も施したいなら
日本電鍍工業(大阪)
日本電鍍工業画像1

引用元:日本電鍍工業公式HP
https://nihondento.co.jp/case_study/アルミニウム素材に金銀銅色のめっき/

日本電鍍工業画像2

引用元:日本電鍍工業公式HP
https://nihondento.co.jp/case_study/電子部品パーツへの部分めっき2種/

特徴

強固な膜で覆われた加工難易度が高いアルミニウム材でも、独自の前処理技術でスピーディーかつ安定した品質でのめっき処理を実現し、密着性も担保

一般的な1部品ずつ吊るす方式ではなく、かごに入れてまとめてめっき加工を行うため、1g程度の小さな部品でも対応可能

対応可能なめっき例
  • 硬質クロムめっき
  • 銅めっき
  • 電解/無電解ニッケルめっき
  • スズめっき
  • 無光沢銀めっき
銅材へのめっき加工
導電性・接触性を担保したいなら
オーエム産業
オーエム産業画像

引用元:オーエム産業公式HP
https://www.oms.co.jp/service/plating-tec/plating3/cat14/

特徴

銅の酸化・変色を防ぐためによく用いられる金・銀めっきの技術開発を行っているため、これまでにない表面特性を持った部品に仕上げられる。

部品の一部分にのみスポットめっきを行えるため、部品全体にしかめっき処理できない場合よりも金・銀の使用量を抑え、コスト調整に繋がる可能性も。

対応可能なめっき例
  • 金めっき
  • 銀めっき
プラスチック部品のめっき加工
金属のような仕上がりにしたいなら
平和工業
平和工業画像1

引用元:平和工業公式HP
https://www.heiwakogyo.com/pages/24/

平和工業画像2

引用元:平和工業公式HP
https://www.heiwakogyo.com/pages/24/

特徴

プラスチックへのメッキ加工専門業者として約60年間のノウハウを持つ。組合企業と協業し、それぞれが得意なめっきを組み合わせることで、金属光沢やサテン調、ベロア仕上げなど様々な色調に装飾可能

自社に大物と小物に分けた生産ラインを設ける。特にアミューズメント施設の大型部品などの2m×1m×0.3mの大型製品に対応できるのが特徴。

対応可能なめっき例
  • 光沢クロムめっき
  • サテン調めっき
  • 金めっき